自身の想像力と感性とを研ぎ澄ませ、美しくやさしいお菓子を紡ぎ出す菓子研究家・長田佳子さん。旧友であり、尊敬する佳子さんとのお仕事は、いつでも新しい視点をいただき、私のなかの新しい窓を開く得難い機会となっています。本書は雑誌「天然生活」での連載をまとめたものですが、書籍化にあたっては改めて構成やデザインについてディスカッションし、絵本のような趣の一冊となりました。佐々木暁さんの、ハッとするような大胆さを秘めたデザイン、切れ味が素晴らしい馬場わかなさんのお写真、そして連載のときから毎回その再現性に驚かされていた塩川いづみさんのイラストと、綺羅星のようなみなさまとのお仕事でした。版を重ね、多くの方に愛されています。